矯正歯科

矯正治療の必要性について

最近の学校歯科検診では、今までのようにむし歯をチェックするだけではなく、歯周疾患や歯ならびについても、詳しく保護者の方に知らせるようになりました。 それだけ、歯ならびの大切さが深く認識されるようになってきたのです。

歯ならびが悪ければ、かみ合わせも悪いので、全身の健康に大きな影響を与えます。それは精神的にも大きな負担となります。最近では、歯ならびに対する日本人の考え方も、審美から健康の獲得へと変化してきています。

歯並びを治す矯正歯科は、病気を治すのと同じように歯の正常な咀嚼機能を取り戻し、健康な身体と心をつくるための歯科治療なのです。

歯科矯正の目的・不正咬合による心身への影響

歯科矯正の目的

  • 歯並びの改善
  • 顔殻(形)の改善(骨の整形)
  • 虫歯をつくりにくくする環境づくり(歯磨きしやすくなる)
  • 顎関節の治療として(すべてを直せるわけではありません)

不正咬合による心身への影響

  • 食べ物が歯の間にはさまり、歯みがきがしにくく、むし歯や歯周病になりやすい。
  • 食べ物をよくかみ砕けず、胃腸などの消化器に負担がかかる。
  • 上下のあごの発育や、顔の成長に影響を与えて、不協和をもたらす。
  • 上顎と下顎をつなぐ顎関節に負担がかかり、顎関節症になりやすい。
  • 咀嚼筋の発達に影響を与え、筋力のバランスが崩れて姿勢も悪くなる。
  • 視力低下の原因になるといわれ、学力や運動能力の低下を招きやすい。

矯正治療の流れ

初診診断

問診や視診をしながら診察します。矯正治療を始める場合には、精密検査をします。

精密検査

歯の写真、顔の写真、歯のレントゲン写真、頭部のレントゲン写真、歯型の模型などの治療計画に必要な資料をとります。

矯正診断

問診や視診をしながら診察します。
症状により顎関節のレントゲン写真や顎運動の検査もします。

治療開始~

  • 治療計画に従い、いろいろな矯正装置を使って歯を動かし、段階的に治療を進めます。
  • 上下の歯が計画通りに動いて、次第に正常なかみ合わせになると、最終段階で
    仕上げの治療をします。
  • 動的治療が完了すると矯正装置をはずし、静的治療(保定)に入ります。
  • 動かした歯を支えて保護するために保定装置を使います。
    その期間は通常は2、3年ですが、場合によっては成長が終了するまで
    必要になることもあります。
  • 動かされた歯が完全に保定されると、静的治療も終わります。
    その後は、定期検診として、年に1、2回通院します。